ホリ・ヒロシさんが3年ぶりに日曜劇場に出演します。
もうおじさまだし、かっこいいから結婚はしているだろうと調べたらご結婚していました。
知らない方の為に簡単にホリさんのプロフィールを紹介します。
プロフィール
名前 | ホリ・ヒロシ |
生年月日 | 1958年1月1日 |
職業 | 人形作家・人形師・衣装デザイナー・着物デザイナー |
1978年 | 青山学院大学在中『楊貴妃』創作人形公募展 入選 |
1979年 | 『福助猿』日本創作人形協会 優秀賞受賞 |
1987年 | 着物文化賞受賞 |
1991年 | 『人形舞』により東京都民文化栄誉章を史上最年少で受章 |
幼い頃から人形作りに関心があったそうです。
日本画を学びながら、コンペティションに出場した人形が表彰されるという大きなチャンスがあり正式に人形作りをはじめたそうです。
そして今のキャリアがあるのですね。
すごい才能と努力をしてきた人ではないかと思います。
そして今までは、二人三脚でお仕事をしてきていたそうなんです。
そう、奥様が舞台演出家なんです。堀 舞位子さんの存在がありました。
堀 舞位子さんの存在
人形の後ろにはホリ・ヒロシがいるけれども、ホリ・ヒロシの後ろには黒衣の堀舞位子がいる。
とまで言われた奥様。
本当に二人三脚でやってこられたんだなと思います。
そんな舞位子さん、約3年前に亡くなったそうです。
それからのホリさんはとても辛かったと思います。
この3年間、後ろ向きだったそうです。そしてコロナ禍の影響で、公演も中止になりアトリエにこもり、人形を作るだけの日々がスタートしたそうです。
とても孤独な日々だったのではないかと思います。
よくご主人が亡くなっても女の人は生きていけるけど、男の人は弱いと言います。
きっとうちの主人も私が亡くなったら、すぐだめになってしまうんだろうなと思い、何か生きがいをみつけなければ男の人は、強く生きていけないような気がするんですよね。
この大きな喪失感から、目をそむけてきていたのですが、自ら奮いたたせて舞台に挑戦しようとしています。
新しい人形を作るきっかけ
他人の痛みは自分の痛みに感じる人
コロナで家族を失った人達の痛みを他人事でないように感じたそうです。
やはり同じ痛みのように感じるのではないでしょうか?
ホリさんは『愛する人をみとることができず、悲しみにちゃんと向き合えなくて、うまく前に進むこともできない。ここ数年、自分が抱えてきた所在のなさと似ていると思いました。少しずつでも喪失感を埋め、悲しみを昇華させてくれるような、何かそこに“在るもの”を、人形という“かたち”で表せないかと…。』と語っています。
ホリさんにとって人形とは?
人形は生と死のあわいに存在するものだそうです。
舞台でも長年、あの世との境界を行き来し、次元を超えていく者として描いてきました。
そんなホリさんの密着取材が日曜美術館NHKEテレで9時~9時45分まで放送されます。
奥さんのスカーフを使用したMAYAという人形。
一つ一つの手づくりで人形作りをしていくホリさん。奥さんとの思い出を紡いでるようにも見えます。
奥さんが映っている人形師としてのホリさんへの想いを語っているビデオを見ている時に流した涙なども、見ているこっちまでウルウルとなってしまいました。
本当に奥さんの事を愛していたんだなと感じました。
奥さんも、『私はあなたの影になる。』といった言葉。それをホリさんもかみしめて光と影のお話をしてくれました。
お互いがお互いを支えあって光と影を作ってこられた、生きてこられたんだな。
そういう関係を信頼を築くって、本当に夫婦や子供としかできない関係性なんでしょうね。
だから愛する存在って大事なんだろうなと感じました。
まとめ
私がまだ、中学生だった頃に、実はテレビで拝見したことがあります。
ホリさんの作る人形は、力強くてでも優しく切ない感じなんです。
人形なんて一切気にも留めなかった私が当時見入ってしまった人形師なんです。
ご結婚の事は、正直知りませんでした。ましてや、もう亡くなっていたなんて。。。
まだ知らない方には、知って欲しいです。
日本の人形ってとても美しいです。この文化がもっと続けばいいなと心から思います。
そして、ホリさんにも、健康でずっと美しい人形を作って欲しいと願っています。
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