9月12日(13時50分~)NHK総合TVで、あの日 あの時 あの番組でエリック・カールさんが特集されます。
エリック・カールさんといえば、有名なはらぺこあおむしの絵本作家です。
はらぺこあおむしを知らない人は、おそらくいないんじゃないかという位、有名ですよね。
その作者のエリック・カールさん。2021年5月23日に腎不全で亡くなりました。91歳だったそうです。
遺族は『月の光の中で輝く星をしっかりつかみ、虹の画家は今、夜空を旅している』と書きました。
きっと今頃は夜空の旅をたのしんでいるんでしょうね。
プロフィール
名前 | エリック・カール |
生年月日 | 1929年6月25日 |
出身 | アメリカ合衆国ニューヨーク州 シラキュース |
ジャンル | 子供向け絵本作家 |
両親はドイツ人で1935年に家族とドイツに移住されました。
しかしそこでお父さんは第二次世界大戦中に徴兵され、旧ソビエト連邦の捕虜になってしました。
そうした戦争でのトラウマがエリックさんが他の人とは違う視点を持つきっかけとなりました。
1946年から4年間シュトゥットガルト造形美術大学で学びます。
そして1952年アメリカに戻り、絵本作家のレオ・レオニさんの紹介でニューヨーク・タイムズのグラフィックデザイナーとして働き始めます。
1967年に『くまさん くまさん なにみてるの?』のイラストレーションを担当して絵本作家としてデビューされました。
1968年には、最初の自作絵本『1,2,3どうぶつえんへ』を発表し、1970年にボローニャ国際児童図書店グラフィック大賞を受賞しました。
そして1969年に『はらぺこあおむし』をアメリカで刊行。
アメリカの他、ドイツ、フランスなど各国で多数の賞を受賞されました。
そしてどんどん、本を出版していきます。
1971年には『たんじょうびのふしぎなてがみ』『うたがみえる きこえるよ』を発表しました。
2002年 ボストン近郊にエリック・カール絵本美術館が開館。
2003年 ローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。
2021年5月23日 腎不全の為、東部マサチューセッツ州の別荘で亡くなりました。
はらぺこあおむしができるまで
はらぺこあおむしの元となった最初の1冊は、虫のウィリーの1週間というものでした。
紙の束に穴あけパンチで穴を空けていた時に本の紙を食べる虫を思い出した事がきっかけで誕生したそうです。
ただ、担当編集者は虫が好きじゃなく、色んな虫が検討されたそうです。
最終的にはアオムシとチョウを題材にする事で話がまとまりました。
ページ毎に形がバラバラの本は、穴もあけなければならなかったので本の出版を引き受ける印刷会社がアメリカに当時はなかったそうです。
最終的には日本の印刷会社が請け負いました。
現在は15秒に1冊のペースで売れていると言われています。
絵本にとどまらずアニメ化もされ、グッズも発売されています。舞台化もされ世界中の子供約100万人が足を運んだと言われています。
はらぺこあおむしが人気のわけ
エリック・カールさんは30代後半から絵本作りを始めました。
2019年のBBCの取材に対して『はらぺこあおむし』が50年にわたって読まれ続けている理由について語っています。
『長い間、私の出版社や編集者、そして私ははらぺこあおむしがこれほど人気を集める理由がわからなかった。しかし、時が経つにつれ、この本が希望の本であると感じるようになった。そしてこの希望に満ちた気持ちが幅広い年齢層の読者に愛され、記憶に残る本になったのだと思う。』
特別授業 未来への教室とは?
世界中で親しまれている絵本『はらぺこあおむし』の作者エリック・カールさんが、自らの創造の秘密を子供たちへの特別授業として披露。
「絵の具が線からはみ出すのを心配しなくていい」と語るエリックさんは、子どもたちに自分らしさを大切にして発想を自由に解き放つ楽しさを伝えていました。
まとめ
型どうりでなくその絵が自分のキャンパスで自由に描いていいんだよといってるようですね。
子供の発想や思想などを育てるやり方ではないでしょうか。
これはぜひ、小さいお子さんをもつお父さん、お母さんに見て頂きたいですね。
お父さん、お母さんも柔軟に子育てをしていく事により、子供ものびのびそだっていくのではないでしょうか。
- エリック・カールさんははらぺこあおむしなどを書いた絵本作家
- 戦争がトラウマになり、トラウマがきっかけで違う視点をもつようになった
- 今では絵本だけでなくグッズも販売されていて、世界中で人気がある
- はらぺこあおむしは50年以上つづく人気絵本
という事がわかりました。
グッズも小さいお子さんがいる方は、お子さんが喜びそうな物もいっぱいありますよ。
ぜひお子さんが苦手なものがあれば、はらぺこあおむしで苦手意識をかえていきましょう。
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