高木ゑみさん グラノーラを最後の日まで作った理由

芸能
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料理研究家の高木ゑみさんを皆さんはご存知でしょうか?

強くかっこいい高木さんの生き様が 8月8日(日)のザ ノンフィクション(

14時から)で取り上げられます。

亡くなられても、なお彼女のメッセージは伝えられてきているんだなと実感しました。

プロフィール

名前高木ゑみ
生年月日1985年12月4日
会社有限会社ガルシェフ 取締役
死去2021年3月28日

出身は東京都で慶應義塾大学文学部美学美術史学科卒業されています。

イギリス、オーストリア、アメリカへ留学中、世界各国の料理に出会い料理の道に進む事を決められたそうです。

在学中にレストランなどで料理を修行をされていたようです。

2008年から料理教室、出張料理のアシスタントをし、2009年には料理学校を卒業され、中目黒で料理教室をしていました。

そしてめでたく2011年に結婚されご主人の赴任先のトルコにも行くようになり翌年にトルコでお子さん(長男)を出産されたそうです。

ガンが見つかる

2020年10月にステージ4の肺がんが見つかり、脳や骨にも転移している状態でした。自身のSNSで病気を公表されました。

「この先、いろんなことがあると思うけど、笑って楽しく生きると決めたの。痛みには我慢しない。絶対、味方はいるから! わたしは絶対大丈夫! 今回のがんも、“情熱大陸”のネタになるって思ったくらい(笑)」

とインスタグラムに投稿されてます。

とてもとても、強く母として料理研究家として生きてこられたんだなと思います。

インスタでもいつも笑顔で写ってらっしゃいました。

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ガンとは戦わない。とことん向き合うこと。

「がんは自分の細胞が変化したもの。つまり、がんは自分。自分の細胞なら元に戻す方法を知っているのも自分なんです。自分と闘っても勝てないし傷つくだけ。自分の中に敵をつくるとその敵がどんどん大きくなる。それで負けない! とさらに頑張ると、敵はどんどん大きくなる。だから、私はがんと闘わない。とことん向き合うことにしたんです。100人いたら100通りの考えがあると思う。でも私は自分の病気をオープンにして、経過も逐一報告することに決めました。できるかできないか、ではなく、やるかやらないか。恐れずに行動するのが、なりたい自分への第一歩だと信じているから

とコメントされています。

ガンと向き合って、ガンを治すと決めた直後に現実に直面されました。

「咳をしたら、痰に血が混じっていたの。ぞっとした。がんになった事実は変えられないのだと、あきらめと絶望の入り交じった感覚に襲われました。一方で、現実と向き合うプロセスが始まったと思った」

毎日のように発信するSNS

毎日のように発信するSNSも闘病中の方や支える家族の方からも支持されフォロワーも増えていったそうです。

誰かの役に立ちたいという思いから、生きる原動力になっていったものがあります。

オーガニックのグラノーラ

自然な甘さをいかして、メープルを使用。

オートミールの自然な甘さで糖質制限中、闘病中の人でもたべられるグラノーラをお裾分けするようになりました。

入院中に身体に優しいグラノーラを貰って嬉しかったから、今度は自分のグラノーラで希望とほほえみを届けたいという思いで作っていたそうです。

SNSでお裾分け希望者を募った所、大きな反響を呼び、500件を超す注文が入り受注がストップせざるをえなくなったそうです。

申し込みが殺到してゑみさん一人で作るには限界があり、それでも食べてる人を笑顔にしたいと張り切っていたそうです。

大量の段ボールに詰めてご自身で宅配所に運んでいたそうです。

お母さんが運ぶといっても、ゑみさんは譲らなかったそうです。

ご自身の手で届けたい思いがとても強かったんじゃないかと思います。

グラノーラ作りを終わるとお母さんとシャンパンで乾杯していたそうです。

この時間をお母さんとの絆を確かめあう時間。とても大切にされていました。

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体調が急変

ガンの影もCT上では薄くなっていたので、もしかしたら治るかもと、喜んでいた矢先、3月24日に体調が急変し、再入院されました。

翌日のインスタには、こんな文字が。

ずっと、一人息子を置いて死ねないと頑張ってきたゑみさん。

この子に為にも生きると前向きにSNSを発信し続けてきました。

まとめ

再入院するまでずっとグラノーラ作りをしてきました。

病気と向かう原動力になっていたんじゃないかと思います。

ご家族はその生き方に『清々しい位だ、ここまでやり遂げるのを見ていたら、ある意味悔いはない』とおっしゃっていたそうです。

このゑみさんが最後の日まで作っていた『ほほゑみグラノーラ』は、ゑみさんの支援者から商品化を求める声が後をたたないそうです。

女性の強さと、母の強さと、そして前向きさと笑顔の大切さを教えてくれた方だなと思います。

私も記事を書きながら、ずっと泣きそうです。

私もゑみさんのように、強くたくましい母になりたいと思います。

3月27日に投稿された写真です。

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